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「なに?」
「なあ、ジョン!」
「うむ」
「どうぞ」
「へゝえ、わしらは用意がえゝですからね、あんな蜜柑箱みたいなもんはすぐこはれるにきまつてるから、家を出るときこゝにつけて来たんでさあ」
第四章
「先生、どうしなさる?着て行きますかい」
「うん。青島陥落の、ほら、旅団長閣下だよ」
と、おづおづ答へた。
「さうなんですよ。ですが、よく考へたもんだと思ひましたね、足もとから鳥が立つ、といふでせう、――あれとそつくりにね、かうひよいとカワラケがとび出すんですよ」
「わたしやア――」
「さう、知つてる、知つてる」
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